認知症でお困りなら認知症リハビリLAPRE

リハビリテーション科医師：本多先生

※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。

医師からのコメント

私は67歳現役リハビリテーション科医師です。

飲み込みが悪くなる嚥下障害の患者さんに対する摂食嚥下リハビリテーションの領域に深く関わってきました。これまでにもリハビリの領域で認知症状の患者さんを数多く診てはきましたが、嚥下リハビリは別として、自分に何かの技量があって本質的に対応できていたとは思えない状態でした。

しかし、認知症状患者さんをもっと根本的に知らないと摂食嚥下リハビリもうまくいかないなーと重々承知していました。認知症状患者さんと切ってもきれない「摂食嚥下リハビリ」と「認知症状」で今後新しい発展ができないかと考えていたところでした。

そんな矢先、私の目の前に飛び込んできたのは岡本一馬なる者が発信しているYouTube動画でした（2021年4月）。

「認知症状は改善する」との謳い文句で「認知症状に苦しむ人をゼロにする」というミッションを掲げて活動しているとのことで、正直、「こいつは何者？やや胡散臭いな！」と思ったが、興味本位に数本みていると、ある時、認知症リハビリテーション専門士養成講座の体験セミナーの募集があったので受講してみた。

体験セミナーでは、どうも認知症状改善には「脳」・「内臓」・「筋肉」・「心」が大切であるという。
私にとっては新しい概念を訴えてきた。自分がこれからやっていこうとすることに大きく関連すると思ったので養成講座に思い切って参加してみた。

講座内容は「脳」・「内臓」・「筋肉」・「心」の考え方を講義と実技での指導であった。 内容的には大変盛りだくさんで驚き、さらに脳の評価や活性化としての卓上療法にはかなり詳しい説明もあった。私には他の部分も含めて今までにない新しい観点であったので、大変参考になり面白いなと思った（いわゆるエビデンスレベルとは異なる感覚的なもの）。

この講座の参加者は、そのほとんどが医療介護者関係だろうと思っていたが、何と驚くことに、これまでの統計では医療介護者は１/３程度で、家族の方や本人（今後予防したい）など、いわゆる一般人の参加が１/３もあったことであった。

私でも量的にも多く、専門性もあるところと思って聞いたところもあったので、いわゆる一般の人では難しいと感じるところは多々あったと思われるが、それでも何とか習得しようと思って参加していることにびっくりし感動した。

改めて家族が両親をどうかしてあげたい、知り合いの親を何とかしてあげたい、そのためには自分にできることは無いかと熱心に思ってこの講座を受けておられることをひしひしと感じた。

実際に、私が講座参加者の方にお話を聞いてみると、本当にだんだん被害妄想や徘徊が改善して落ち着いたとか、記憶が少しずつもどってきた、介護がしやすくなったとの意見を聴くことができたので、この考え方アプローチには真実があるのだろうと実感した次第である。

逆に医療介護者はもっと早くこうした取り組みをすべきであったのではないかと反省することしきりであった（LAPRE開設は2016年）。

認知症状は進行するだけで改善しないという空気が蔓延し私もそれに飲み込まれていたと感じた。軌道修正しなければと思った次第である。

食品開発にも取り組んでおられ、こうした発信や実際の製造物や中身の状況がわかると、「LAPREは本物だな」と感じるように今ではなっている。身体に優しいものを発信する者に悪い人はいない。

新しいものに飛び込むのは勇気もいるが、それを実際にしてみて本当によかったと思っている。LAPREとのつながりはそのように思う。ますますの今後の発展を期待している。

私個人としては、長い間ライフワークとしてやってきた摂食嚥下リハビリの領域で、認知症状の患者さんの嚥下障害に対応していきたいと思っている。

今後、この領域でLAPREのスタッフと一緒にやっていけると良いなと考えている。