2021/06/14(月)
【実話】私の症状が改善した理由
カテゴリー:リハビリ
こんにちは!LAPREの守です。
今回も、かなり雑談よりですが、
心と体って本当に密接に繋がってんな~!!
と思ったきっかけがあります。
ちょっとルイボスティーでもしばきながら聞いていってください。
突然ですが、幼稚園児だった頃の私は、おねしょ常習犯でした。
ほぼ毎日、おねしょをしていた記憶があります。
なので、サンサンと輝く太陽の元、
うちの裏の畑では、結構大きな黄色いシミがついた小さな敷き布団が
ほぼ毎日干されていました。
周りは灌木や小高い山で囲まれているので、
ご近所さんに見られるという心配はほぼ無かったのですが、ただただ「誰かに見られたらどうしよう」と恥ずかしい思いをしていました。
ですが、ある日をきっかけに、おねしょをしなくなったんです。
その日を境に、パタリとやみました。
ある日、いつもどおり、
お尻のあたりがビショビショの感覚とともに目を覚ましました。
「うわぁ…!またおねしょしちゃった…!!(涙)」
朝一で、「やってしまった!」というショックと罪悪感でいっぱいになります。
最悪の目覚めです。毎日やってるのに毎回すごい衝撃です。
同時に、
ーお母さんに言いに行かなきゃいけないー
ーまたあの石橋貴明みたいな顔で怒られるー
この最悪の未来予想図が頭に浮かぶわけです。
(母は怒った時の顔がとんねるずの石橋貴明に似ています)
びちょびちょの寝巻きのまま寝室を出て、
朝ごはんを作っている母のもとへ向かいます。
頭の中でお母さんの
「またあ!?もういい加減にしてよ~!」という呆れた声と、
石橋貴明風の怒った顔が浮かびます。
覚悟を決めて、台所に顔を出しました。
そこには、トントントンとまな板の上で野菜を切っているお母さんの後ろ姿があります。
唾を飲み込みました。
「お母さん…」
母「ん?」
「ごめんなさい。」
母「またおねしょしちゃったの?」
「はい…」
振り返ったお母さんをビクビクしながら見ると、
そこには、なぜか穏やかな表情のお母さんがいました。
母「いいよ(^^)」
( Σ(´゚д゚`)怒ってない!! )
母「仕方ないよ( ´ u ` )」
衝撃でした。
雷でドカーン!と打たれたような衝撃とは、まさにこのことです(!)
25年近くたった今でも覚えているのですから。笑
そして、この日を境に、おねしょがパタリとやんだんです。
この、お母さんの「許し」が私の心を変えたのだと思います。
「絶対に失敗しちゃダメだ!」
↓
「失敗しても大丈夫( ^ω^ )」
この瞬間私は、私をガチガチに固めていた恐怖心から開放されたのだと思います。
この恐怖心が、私の症状を強めていたんですね。
その恐怖心からの解放が、おねしょを克服した要因となったということです。
この思い出話で何を伝えたかったかというと、
認知症患者さんを「怒らないでください!」ということではありません。
あなたの“許し”で、症状が改善するきっかけ作りをしてみて欲しいということなんです。
ただし、私のように症状が良くなるという保証はできませんが。あしからず。。
週に1日限定でいいから、“笑顔で失敗を許してあげる日”を作りましょう。
例えば私の患者さんで、トイレの失敗があるお父さんがいますが、
「やってしまった」という罪悪感でいっぱいのお父さんに、
「え~もう~(泣)後始末が大変じゃないの~」と泣き言を言わず、
穏やかな表情で「いいよ(^^)仕方ないよね。」と100%受けれてあげる日を作ってみて欲しいんです。
許し
とても心が休まる言葉です。人間関係を築くにあたり、とっても大事な言葉ですね。
あなたは、人の失敗を許せていますか?
成長を諦めずに、チャンスを与えてあげられていますか?
今、ちょうど私の目の前でパスタを大音量ですすり、
くちゃくちゃ音を立てながらサラダを食べる綺麗なお姉さんがいますが、
許すことにしました( ̄- ̄)
ちょっと話が逸れましたが、
一緒に「許す」実験をしてみましょう。
変化があったら、ぜひ教えてくださいね。