2022/11/03(木)
認知症が許せない人
カテゴリー:リハビリ
From:大石峰丈
あなたは自分の親を
憎いと感じたことはありますか?
なぜ、
こんな話をするかというとですね。
以前、お母さんが認知症という娘さんと
話をしていた時にこんなことを言っていました。
「言っても言っても違うことするから
時々、母が憎たらしく思うんです。」と
なるほど。
確かにイライラするのはわかる。
でもこんな感情って
どう整理したらいいのか?
【憎む】という言葉をネットで調べると
許しがたく思うという意味もあるようです。
あ〜なるほど、
相手をどこか許せてないことが
そんな感情にもなるし、
気持ちに余裕もなくなってしまうのか!
許せないから、指摘が増えるし、
許せないから、怒ってしまうし、
許せないから、後で言い過ぎたとも思う…
個人的には許すってなんか
上から目線な気もするから
受け入れる感覚がいいかな〜笑
リハビリの分野では
障害受容の5段階というのがあります。
ある障害に対して
どう克服していくのか?
その過程が以下の5つです。
①ショック期
→感情が鈍麻した状態
②否定期
→現実に起こった障害を否定する
③混乱期
→攻撃的あるいは自責的な時期
④再起期
→自己の努力を始める時期
⑤受容器
→新しい価値観や生きがいを感じる時期
これは認知症状の改善でも
同じことが言えるんですね。
感覚的な話ですが、
LAPREに来られ始めた方は
否定期や混乱期の方が多いと思います。
どう克服していくのか?
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